噛んでもよい、ということ。

「人に伝える時に大事なことは、
テクニックよりもメッセージなんだよ。」
と教えてくださった先輩がいました。


当たり前のように聞こえるかもしれませんが、うまく喋らなきゃ、と思えば思うほど忘れがちなことでもあります。


元々アガリ症の私は、駆け出しの頃、ほんとうによくとちってしまったり、言葉が滑ったりしていました。

でも、噛んだ回数が多くても、上司から
「今日は良かったよ。」と褒められるときがありました。

それは不思議なことに、風邪気味のときなど、決まって体力がダウンしているとき。


(当然、体調不良は自己管理不足とみなされ厳重注意されますので、励ましの対象にはなりません。)


後から、体調のことを正直に打ち明け、お詫びしたところ、上司は首をひねりつつ、

「気を張って必死になったことで、余計なことを考えずに集中できたんじゃない?」

との分析をしてくれました。



ものごとの可否は
メンタルが8割、スキルが2割と言われます。

 

伸ばしたいスキルについては甘んじることなく研鑽することを旨としながらも、
今持てる全てを投入して
想いを形にすることに集中すること。
これは、実は、スキルのほころび以上に大切です。

色んなシーンで胸に留め置きたいものです。


噛まないスキルについては塾生にはしっかりお伝えする予定ですが、一方でこんなメッセージも伝えられたら良いな、と思う今日この頃です。


大和撫子清話塾

不安知らずの本番美人をつくるー。 起業女性の教養から実践までを視野に、人前で話すスキルを高め、人間科学的手法でしなやかなメンタルを磨き「伝える総合力」を引き上げます。