ありのままの美しさが宿る場所
どんなにお化粧をしても素のあなたが垣間見えるものがあります。
それは、「声」です。
よそいきの喋り方をしても、一瞬で声そのものの持ち味までもが変わることはありません。
だからこそ、それは、一人ひとりの
「ありのままの美しさ」の原石となりうるのではないかと思います。
包容力のある温かな響き、
透明な湖に緑の森が映るような澄んだ響き、
女性ならではの上品さと艶やかさを感じさせる響き…
そこには、それまでその方の歩んできた毎日が映し出されているようにも感じます。
大和撫子清話塾で行う発声は、
美しい原石に磨きをかけるためのもの。
中でも、その方の最も美しい声を引き出すワークは、それ自体に派手さは無いものの、
「私ってこんなに柔らかい声だったの?!」「こんなに優しい響きをしてたの?!」など、驚きと感動を覚えて帰る方も多いようです。
あなたのありのままの美しさが宿る声、
それは発するほどにあなたの細胞を活き活きと震わせ、周囲にも愛の振動を伝えるものです。どうぞ、大切になさってくださいね。
写真は、源氏物語「桐壺」の描かれた貝合わせ。
御簾ごしに話をするのが当たり前だった古の恋人たちにとっては、美しい声も重要な恋のスパイスだったのかもしれません。(*^^*)
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