子どもが感情を言葉で表現するということ。

あなたは、最近、どんな感情を味わいましたか?

それを、言葉にして誰かと共有していますか?

伯母ばかな話で恐縮なのですが…

5歳の甥に、よく星の本を読み聞かせしています。太陽系の話、太陽よりも大きな星々の話、星座にまつわるギリシャ神話…
宇宙にすっかり魅せられた甥は先日、生まれて初めて家族で天文台に行ったそうです。

たくさんの星々を望遠鏡で眺めた彼の一言は、

「僕はこの天文台に来るために生まれて来たのかもしれない。」

これには思わず舌を巻きました。
自分が5歳の頃には考えられない…笑

まだ大人ほどの語彙を持たない子どもが紡いだ言葉だからこそ、そこには、キザ、と片付けるには軽薄すぎるほどの感情の深さが籠っているように感じられました。

特に、嬉しかったのは、彼の感慨を(5歳児だけど。笑)私もしっかり共有できたことー。

私見ですが、幼い内から心の中を表現する言葉を持って、発信して、それを周囲の世界に受け止めてられて安らぐ感情を得らた時、子どもの心は満たされ、育つものと信じています。子どもを巡って悲しいニュースが後を絶たない今、こうした経験は、日本中の多くの子どもにできるだけたくさん持って欲しいというのが私の願いです。

そして、子どもだけでなく、私たち大人も。
細やかな言葉の機微を利用しながら想いのひだを表現し、共有し、毎日を鮮やかに切り取っていきたいものです。

明日から、第1期生は中級コースへ進級します!

大和撫子清話塾

不安知らずの本番美人をつくるー。 起業女性の教養から実践までを視野に、人前で話すスキルを高め、人間科学的手法でしなやかなメンタルを磨き「伝える総合力」を引き上げます。